西国三十三観音霊場
1番 青岸渡寺 2番 金剛宝寺 3番 粉河寺 4番 施福寺 5番 葛井寺 6番 南法華寺
7番 龍蓋寺 8番 長谷寺 9番 南円堂 10番 三室戸寺 11番 上醍醐寺 12番 正法寺
13番 石山寺 14番 園城寺 15番 観音寺 16番 清水寺 17番 六波羅蜜寺 18番 頂法寺
19番 行願寺 20番 善峰寺 21番 穴太寺 22番 総持寺 23番 勝尾寺 24番 中山寺
25番 清水寺 26番 一乗寺 27番 圓教寺 28番 成相寺 29番 松尾寺 30番 宝厳寺
31番 長命寺 32番 観音正寺 33番 華厳寺 番外 法起院 番外 元慶寺 番外 花山院


17番 六波羅蜜寺 (ろくはらみつじ)
正式名 補陀洛山 六波羅蜜寺
本尊 十一面観世音菩薩
開基 空也上人
創建年 天暦5(951)年
住所 京都市東山区松原通大和大路東入二丁目
電話番号 075-561-6980
URL http://rokuhara.or.jp/
その他 真言宗智山派 納経 御姿 散華
御詠歌 重くとも 五つの罪は よもあらじ 六波羅堂へ 参る身なれば


由  来
天暦5年(951)醍醐天皇第二皇子光勝空也上人により開創された、西国第17番の札所である。
当時京都に流行した悪疫退散のため、上人自ら十一面観音像を刻み、御仏を車に安置して市中を曵き回り、青竹を八葉の蓮片の如く割り茶を立て、中へ小梅干と結昆布を入れ仏前に献じた茶を病者に授け、歓喜踊躍しつつ念仏を唱えてついに病魔を鎮められたという。(現在も皇服茶として伝わり、正月三日間授与している)

通称六道之辻と呼ばれる所に、西国十七番 六波羅蜜寺と刻まれた石柱が建っている。傍には、弘法大師御作の地蔵尊を祀った西福寺がある。
六道の辻 縁起
道路に面して建っている。如何にも街中のお寺と云う感じである
石柱門 本堂横から
空也上人により開創された真言宗智山派の寺院で、本尊は空也上人の自刻と伝えられる十一面観音立像である。
空也上人は、第60代醍醐天皇の皇子で、若くして五畿七道を巡り苦修練行、尾張国分寺で出家し、空也と称す。
本堂 空也上人
宝物館には地蔵菩薩立像、空也上人立像、平清盛坐像、弘法大師像等多数の重要文化財を安置している。
本堂内 本堂内右
現本堂は貞治2年(1363)の修営であり、明治以降荒廃していたが、昭和44年(1969)開創1,000年を記念して解体修理が行われ、丹の色も鮮やかに絢爛と当時の姿をしのばせている。

一願石・・・祈りを込めて、三回回すと願いが叶う。
本堂全景 観音像 一願石
日本最古の都七福神の一招福自在 金運成就、技芸円満の福寿弁財天をお祀りしている
弁財天堂 弁財天堂内
手水鉢 阿古屋地蔵尊
地蔵 平清盛の塚   阿古屋石
平家物語の隠された、阿古屋の菩提を弔うため鎌倉時代に建立する。
阿古屋塚石碑 標石   寺名石
なで牛・・・自分の痛いところ、辛いところをなでると牛が変わってくれると云う。
おみくじ なで牛
水子堂には勝運成就の水掛不動尊が祀っている。

水掛不動尊・・・源義経が不動尊の傍らに立つ松の木に兜を掛け、戦いの勝利を祈ったお不動様。
水子堂 水掛不動尊
銭洗い弁天・・・お金をざるに入れて、浄水にて清め、よくよく祈念する。そのうち志を弁天様に供えて、残りを浄紙に包み、持ち帰り蓄え所に奉じる。
銭洗い弁天 堂内
境内の観音様と水子地蔵尊
観音像  水子地蔵
改装中
歓喜天堂   1996年11月

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